生前整理のやり方【不用品処分から資産整理の注意点】

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生前整理は、自分の死後、残された家族の負担を軽くするということはもちろん、残りの人生に向き合い充実した生活ができるメリットがあります。

このページでは、生前整理のやり方を説明していきます。
物が多すぎて何から手をつければいいか分からない人は、ぜひ参考にしてくださいね。

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生前整理のやり方をチェック【必要な項目をリストアップ】

生前整理は子育てが一段落し、経済的にも安定している40・50代に行うのが理想とされています。
体力もあり健康であるため荷物が整理しやすく、現在の財産も把握しやすいため最適です。

自分の両親が介護が必要であったりすでに葬儀を終えている場合は、自分自身はどうすればよいかということも具体的に考えていきたいもの。
60代以降の生活を快適に過ごすためにも、時間を見つけて取り組んでいきましょう。

1.エンディングノートを作成

生前整理を進めるにあたっておすすめなのが、エンディングノートの作成。
エンディングノートとは自分の死後、残された家族が多くの手続きを進めるときに必要となる情報が残されているため、家族の負担が減るのはもちろん自分の意志をしっかりと残すことができます。

記載しておきたい項目としては、

◎自身の本籍地や勤務先・通帳やマイナンバーなど手続きに必要な物の保管場所
◎預貯金・年金・ローン・クレジットカードといった資産状況
◎遺言状の有無や相続に関すること
◎携帯電話・パソコンといった身の回りの持ち物に関すること
◎かかりつけ医・服用している薬・延命措置といった医療や介護に関すること
◎家族・親戚・友人の一覧表

上記の項目ははじめから全て完璧な状態で作成するのではなく、まずは自分が必要だと感じる項目から作成していくようにしましょう。
エンデイングノートは遺言書と同じ効力はないため、遺言に関して何か残しておきたい場合は『遺言書』をきちんと作成しておくことをおすすめします。

また、エンディングノートを紛失した場合のことも考慮し、通帳やクレジットカードの番号は記載しないようにしておきましょうね。

2.現在の自分の持ち物を把握する

生活していると自然と持ち物が増えていくため、まずは自分の持ち物がどのくらいあるのかを把握しましょう。
タンスの奥にしまい込んだ洋服や同じようなデザインのバッグなども含めて確認を。

押し入れを開けて面倒だからと見るだけにせずに、必ず1度外に出してチェックすることがポイントですよ。

3.使うもの・不要なものを分類する

物を分類していくときは『使う・捨てる・保留』の3つの箱を用意しましょう。
使うかどうか迷ったときは、

◎いつも使用しているか
◎現在の自分にとって必要な物であるか
◎使う場所が決まっているのか

といったことを判断材料にすると良いでしょう。

それでも迷った場合は、保留の箱にいれ1年を目安に使っていなければ処分していくようにしていきたいものです。

4.不用品を処分する

生前整理で不要になったものは処分していきましょう。

ここでポイントなのは、もったいないと思わないこと。
もったいないと捨てずに残しておくといつまでも片付かず、そのまま使わずに残される可能性が高いため結果として1番もったいない状態になります。
処分するときは潔く行っていくことが大切ですよ。

生前整理を効率よく進めるポイント

生前整理を効率よく進めていくため、以下のことに注意しながら行っていきましょう。

整理する場所や時間の計画をたてる

生前整理はいつまでにしないとダメ、という期限はありません。
1軒全て整理する場合もあるため、何も考えずに進めていくと途中で断念してしまう可能性もあります。
途中で断念することを防ぐためにも、1日引き出し1つといったように大まかでよいのである程度計画をたてて進めていきましょう。

自分のペースで無理せず進める

生前整理を一気にやろうと張り切ったはいいけど途中で疲れてしまった、寝る場所はないほど物が散乱してしまった、といった事態にならないように無理せず進めていくことが大切です。

◎判断力が鈍るため疲れたら作業を中断する
◎寝る場所を確保しておく

といったことを頭におくと、効率よく進めることができるでしょう。

また、生前整理で今後使うと判断したものは老後、椅子に乗らなくても手が届く場所に保管しておくこともポイントですよ。

思い出のある品物は大切にする

生前整理をしていると思い出の品物にも多く出会うでしょう。
使わないからといってお子さんからもらった絵や手紙といった思い出の品物は、処分せずに保管しておきたいものです。

思い出の品は二度と手に入らない宝物なので大切にしてくださいね♪

また、生前整理をしていると、お子さんが小さなころ使っていた品物も出てきます。
このとき遠方に住んでいるからと勝手に処分しないようにしましょう。
お子さんにとって大切な思い出の品物である可能性があります。

自分のものだけを整理していくことが生前整理を効率よく進めるポイントですよ。

生前整理のやり方で面倒なのが不用品処分

生前整理で発生した不用品の処分方法は大きく分けて4つの方法があります。
不用品を処分するときも、自分のペースで進めていくことがポイント。

自治体のゴミ回収を利用

生前整理を行うと不用品が大量に出る場合があります。
費用を抑えたい場合におすすめの方法が、自治体のごみ回収の利用です。

少しずつ生前整理を進めていれば、一気に大量の不用品が出るといった状況も少なく自宅近くのゴミ収集場所に持っていけば無料というメリットがあります。
自治体によってゴミ出しの方法は異なるので、よく確認しておくようにしましょう。

不用品が大量に出た場合も車を保有しているのであれば、自治体のゴミ処理施設に直接持ち込むことで処分可能です。
こちらも自体によって引き取り可能な不用品の種類や料金・受け入れ時間が異なるため事前に確認を忘れずに。

知人・友人に譲る

生前整理をしていて不要だけどまだ十分使える品物は、周りの友人・知人に譲るのも良いでしょう。
譲れる方が周囲にいない場合は地域のフリーマーケットに出品したり、寄付を行うといった方法もあります。
処分してしまう前に1度確認してみましょう。

生前・遺品整理業者に依頼する

生前整理で不用品が大量にでて、費用をかけてでも早く処分したいという場合は、生前・遺品整理業者に依頼がおすすめです。
自分で不用品を搬入することもなく、自治体のゴミ回収日まで待つ必要もなく自分のペースで処分を決めることができるといったメリットがあります。

多くの業者があり、なかには悪徳業者もあるため業者選びには十分注意したいものです。
業者選びのポイントは、

◎不用品の回収・処分を行っているのか
◎過去に生前・遺品整理の経験や実績があるのか(ある場合は口コミもチェック)
◎対応が丁寧で素早いものか
◎無料見積もりや相談があり、低価格で依頼できるのか
◎古物商・産業廃棄物収集運搬の許可をきちんと取得しているのか

といったことです。
見積もりを依頼するときは、複数からとることを忘れないでくださいね。

リサイクルショップに売る

生前整理をしていたら使わないけれど新品同様の品物を見つけた。
そんなときは処分してしまうのではなく、リサイクルショップに持ち込んでみましょう。
思いがけず高値で買い取ってくれる場合もあり、不用品処分にかかる費用の節約にもなります。

ただし、壊れていたり品物が古すぎる場合は値段がつかない場合も…。
その場合、持ち帰ることになるので注意しましょう。

生前整理のやり方<資産整理の注意点>

生前整理では残された家族がトラブルに巻き込まれないようにするためにも、自身の財産・資産の処分方法についての意思も残しておくと良いでしょう。

財産目録を作成する

財産目録は預貯金だけでなく、車や貴金属といった自身が保有している財産を一覧表にしたものを指します。
財産目録を作成しておくことで現在の財産の総額が把握でき、相続税対策として生前贈与ができるというメリットが。
万が一マイナスの財産があるようであれば、財産目録に残しておくことで相続人の判断材料にもなり残された家族の負担を軽くすることもできます。

財産目録の作成時には、残された家族がスムーズに手続きできるように財産の保管先と問い合わせ先も忘れずに記入しておくようにしましょうね。

不動産相続はトラブルが起こりやすいため注意

財産・資産の中でも不動産は評価が難しく手続きが専門知識がない素人には難しいため、トラブルが起こりやすい財産です。
トラブルを避けるためにも、不動産は不動産鑑定士に評価してもらい価格や価値を把握しておくことをおすすめします。

また、家族の争いを最小限にするためにも遺言書を作成しておくと良いでしょう。

遺言書は自筆証書遺言・公的証書遺言・秘密証言遺言の3種類に分類できるので、自分の状況に最適な形式を選んでください。

生前整理を行い、残りの人生を充実させよう

生前整理は残された家族の負担を減らすだけでなく、残りの自分の人生に必要なものを選ぶことで気持ちを前向きにするといったメリットがあります。

これからの人生で自分にとって本当に必要なものだけを残し、充実した生活を送っていきましょう。